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TOEIC Part5 上級者向け問題 (No.1)

このシリーズではTOEIC満点講師が作成する、TOEIC Part5 上級レベル(スコア800~850点)問題と英文法解説を公開します。

今回は英文法問題を3問を公開します。解説はTOEIC中級者向けに書いています。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題No.1 (上級レベル)

英文の空所に該当する最も適切な単語やフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

Part5 穴埋め問題 Q1

EigoLove holds a large, diversified portfolio of stocks _______ dividends are generated on a quarterly basis.

(A) of which
(B) from which
(C) in which
(D) which



※問題の解答は下にあります↓




Q1の解説(関係代名詞の問題)

【英文】
EigoLove holds a large, diversified portfolio of stocks from which dividends are generated on a quarterly basis.

EigoLoveは四半期ごとに配当を生み出す、大規模な分散型株式ポートフォリオを保有している。

(A) of which (B) from which (C) in which (D) which

【解説】
選択肢はすべて関係代名詞なので関係代名詞の問題です。関係代名詞の問題を考える際には次のルールにそって考えることが重要です。「関係代名詞節は先行詞と同等の語が抜けている不完全文」つまり「先行詞を抜けている部分に入れると完全文になる」というルールです。

例えばa boy who I know himでは「私が彼を知っている男の子」と不自然な文になるため、先行詞a boyと同等の語himを削除し、a boy who I know「私が知っている男の子」とします。では問題文を見ていきましょう。

空欄の前はEigoLove holds a large, diversified portfolio of stocks「EigoLoveは広く分散された株のポートフォリオを持っている」です。空欄の後はdividends are generated on a quarterly basis「配当は四半期ごとに行われる」です。先行詞は関係代名詞の前の名詞a large, diversified portfolio of stocks「広く分散された株のポートフォリオ」です。

次に関係代名詞節内で先行詞が抜けている部分を探します。しかし関係代名詞節dividends are generated on a quarterly basisは完全文でどこにも語が欠けている部分はありません。そこで選択肢に含まれる前置詞に注目します。

前置詞+関係代名詞の前置詞は、元々関係代名詞節の中にあったものが前に出てきたものです。つまり選択肢(A)(B)(C)は元々( which ) dividends are generated ( of / from / in )という形でした。ここから前置詞of/from/inの目的語が欠けていると分かります。on a quarterly basisは副詞句でgeneratedを修飾しています。

選択肢(A)の前置詞ofで先行詞を関係代名詞節に入れた文を作るとdividends are generated ( of ) a large, diversified portfolio of stocksとなります。熟語として動詞be generatedとofが繋がることはないので、選択肢(A)は誤りです。

選択肢(B)の前置詞fromで先行詞を関係代名詞節に入れた文を作るとdividends are generated ( from ) a large, diversified portfolio of stocksとなります。この場合、be generated from A「Aから生み出される」という熟語が成立します。内容も「広く分散された株のポートフォリオから、四半期ごとに配当が生み出される(行われる)」と自然なので、選択肢(B)が正解になります。

全文の内容はEigoLove holds a large, diversified portfolio of stocks ( from which ) dividends are generated on a quarterly basis.「EigoLoveは四半期ごとに配当が行われる、広く分散された株のポートフォリオを持っている」となります。

選択肢(C)の前置詞inで先行詞を関係代名詞節に入れた文を作るとdividends are generated ( in ) a large, diversified portfolio of stocksとなります。
これでは「広く分散された株のポートフォリオ(の中で)配当が行われる」となります。配当は株のポートフォリオ「の中で」行われるものではありません。そのため選択肢(C)は誤りです。

選択肢(D)は前置詞がありません。前置詞がないと今回の関係代名詞節dividends are generatedは欠ける部分がない完全文なので、「関係代名詞節は先行詞と同等の語が抜けている不完全文」というルールを満たしません。are generatedのあとに目的語がないと考えられそうですが、generateの用法は第3文型 generated + 目的語しかありません。

能動態のgenerates dividendsは目的語など欠ける部分がないので、その受動態dividends are generatedも欠ける部分がありません。そのため選択肢(D)は誤りです。もし受動態are generatdではなく、能動態generate(s)であれば目的語がない(不完全文)ので、文法上はwhichでも正しい形です。

【答え】
(B) from which

Part5 穴埋め問題 Q2

_______ for disposal are all documents containing sensitive inside information that are no longer being used, with the exceptions noted below.

(A) Designated
(B) Unsuited
(C) Regarded
(D) Well-known



※問題の解答は下にあります↓




Q2の解説(単語を選ぶ問題)

【英文】
Designated for disposal are all documents containing sensitive inside information that are no longer being used, with the exceptions noted below.

下記の例外の除き、不要となった機密内部情報を含む書類を全て処分するように指定されている。

(A) Designated (B) Unsuited (C) Regarded (D) Well-known

【解説】
選択肢はすべて分詞(well-knownは形容詞)です。そのため文脈から適切な意味の動詞を選ぶ問題です。

今回は文構造が複雑なので、まずは文構造を考えていきましょう。文構造を考える時は、まず「主語は何か」ということを考えます。
しかし今回のような動詞は主語にはなりませんし、後ろに名詞から始める主節もありません。このような場合は「主語が動詞の前にないなら、動詞の後ろにある」と考えます。

基本的に英語は、主語を動詞の前に置きますが、全体のバランスやリズムを考え、動詞の前後を入れ替えた形(倒置)も可能です。

そのように考えると今回の構造は、動詞areの後に、主語all documents containing sensitive inside information that are no longer being used「もう使用されてない内部機密情報を含むすべての書類」がある倒置形です。

少し長いので構造を考えて見ましょう。all documentsをcontain〜が修飾し「〜を含むすべての書類」です。さらにsensitive inside informationをthat are〜が修飾し「〜の内部機密情報」です。さらに、受動態の進行形are being used「使われている」とno longer「もう〜ない」が合わさり「もう使われていない」となります。

意見複雑そうに見えますが、全体の文構造は「分詞 + are + 主語」です。またwith the exceptions noted belowは「以下に記載された例外を除いて」という意味です。
noted belowはexceptionsを修飾する分詞ですが、よく使われる表現です。

では、全体が倒置のままではわかりづらいので順序を「主語 + are + 分詞」に戻すと以下のようになります。

All documents containing sensitive inside information that are no longer being used are ( designated / unsuited / regarded / well-known ) for disposal, with the exceptions noted below.

もう使用されてない内部機密情報を含むすべての書類は、以下に記載されている例外を除き、廃棄に関して(指定されています / 合いません / 見なされています / よく知られています)。

選択肢(A)Designatedはdesignate A「Aを指定する」という動詞の過去分詞形です。All documents ~ are designated for disposalで「〜のすべての書類は廃棄方法が指定されている」というニュアンスで自然なので、正解です。

選択肢(B)Unsuitedはsuit A「Aに合う」という動詞の過去分詞suitedにun-がついた形です。All documents ~ are unsuited for disposal「〜のすべての書類は廃棄に関して合わない」では意味が分からないので誤りです。

選択肢(C)Regardedは通常be regarded as A「Aと見なされている」という使い方をします。All documents ~ are regarded for disposal「〜のすべての書類は廃棄に関して見なされている」では意味が分からないですし、as Aの部分もないので文法の観点からも誤りです。

選択肢(D)Well-knownは品詞は形容詞ですが、be動詞のあとに使えるという点では選択肢(A)(B)(C)の分詞と共通しています。All documents ~ are well-known for disposal「〜のすべての書類は廃棄に関してよく知られている」となります。well-known for Aは「Aの理由のために知られている」という熟語です。
そのため、全文のニュアンスは「もう使用されてない内部機密情報を含むすべての書類は、廃棄が理由で、人々によく知られている」になります。

一見和訳では「廃棄したために書類が知れ渡った」という意味に取れそうですが、その場合はthe [its] disposalなど「その書類の廃棄」とdisposalを特定する必要があります。
今回の形は一般論として「廃棄すること」という意味です。これらの理由から内容が不自然なので、これも不適切です。

【答え】
(A) Designated

Part5 穴埋め問題 Q3

_______ no one who wants to buy the company’s shares at the market price can be found by the deadline, the CEO will sell them at below the market price.

(A) Although
(B) Unless
(C) Supposing
(D) Whereas



※問題の解答は下にあります↓




Q3の解説(接続詞の問題)

【英文】
Supposing no one who wants to buy the company’s shares at the market price can be found by the deadline, the CEO will sell them at below the market price.

締め切りまでに会社の株を相場で購入する買手が見つからない場合、CEOは相場より安い価格で株を売るだろう。

(A) Although (B) Unless (C) Supposing (D) Whereas

選択肢はすべて接続詞なので、接続詞の問題といえます。それでは、それぞれの選択肢を入れて全体を見ていきましょう。

( Although / Supposing / Unless / Whereas ) no one who wants to buy the company’s shares at the market price can be found by the deadline, the CEO will sell them at below the market price.

主節は the CEO will sell them at below the market price.「CEOは市場価格を下回る値では株を売却する」です。
at belowと前置詞が2つ続けてありますが、これは二重前置詞という文法です。2つの前置詞のニュアンスを出したい時に使います。
今回はat + 値「値で」とbelow + 数「数以下で」という2つが合わさって「〜を下回る値で」という意味になります。

選択肢(A)Although「〜だけれども」は逆説を作る接続詞です。しかし「市場価格で買う人がいない」ということと「市場価格より低い値で売る」ことは逆説にはなりません。

もし「市場価格で買う人が×いない◯いる(けれども)市場価格より低い値で売る」や「市場価格で買う人がいない(けれども)市場価格より低い値で×売る◯売らない」とすると逆説になるので成立します。

しかし今回の場合は「市場価格で会社の株を買いたがる人が、期日までに誰も見つからない( けれども )、CEOは市場価格を下回る値では株を売却する。」となります。よって選択肢(A)は不適切です。

選択肢(B)Unless「〜でなければ」を従属節につけると「市場価格で買う人がいない(ということでなければ)」という意味になります。ただ文章も否定、接続詞unlessも否定の意味を持つので二重否定のような複雑な内容になっています。

そのため、unlessを考える時には「Aでないのであれば」を「A以外であれば」と否定でない言い方に変換してあげると考えやすくなります。今回の「市場価格で買う人がいない(ということでなければ)」は、つまり「市場価格で買う人がいない状況ではない」=「市場価格で買う人がいる」ということです。

こう考えると「市場価格で買う人がいれば、市場価格より低い値で売る」となります。高い値段で株を買う人がいたら、値を下げるは自然な状況とは言えません。そのため選択肢(B)は不適切です。

選択肢(C)はSupposingはifと同じニュアンスの接続詞です。厳密には分詞構文を作る分詞ですが、よく使われる表現のため接続詞として扱われています。今回は「(もし)市場価格で買う人がいない(なら)市場価格より低い値で売る」と前後が自然に繋がるので選択肢(C)が正解です。

選択肢(D)Whereas「〜の一方」は逆説的に2つのものを比較する接続詞です。「市場価格で買う人はいない(一方)市場価格より低い値で売る」では、前後の内容が逆説にもまた比較するような内容にもなっていません。そのため選択肢(D)は不適切です。

【答え】
(C) Supposing