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TOEIC Part5 上級者向け問題 (No.4)

このシリーズではTOEIC900点満点エキスパートが作成する「TOEIC Part5 上級者向け問題」と英文法解説を公開します。

今回の問題は、最初の1問は「語彙問題」、残りの3問は「英文法問題」です。解説は中級者向けに書いています。

毎週無料で(4問以上)お届けいたしますので是非ご利用ください。

【お知らせ】
令和元年6月前半より新シリーズ「TOEIC Part6 練習問題」の連載を予定しています。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題No.4 (上級レベル)

英文の空所に該当する最も適切な単語やフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

[1] Since __________, banks are permitted to set their own interest rates which led to increased competition.

(A) liberalization
(B) restriction
(C) deregulation
(D) constitution

[2] Looking at the horrible aftermath of the accident, if she hadn’t been wearing a seatbelt, she probably __________.

(A) didn’t survive
(B) wouldn’t survive
(C) hadn’t survived
(D) wouldn’t have survived

[3] Reading has been my deepest passion for a very long time, I rarely, if __________, watch any shows on TV.

(A) ever
(B) not
(C) once
(D) any

[4] Because I was struggling with this class so much, I could not have passed the final exam if it __________ for their help.

(A) was not
(B) were not
(C) had not been
(D) were not be







TOEIC上級問題の答えと英文法解説

問題[1] 解答:(C) deregulation

【解説】
「Since」の意味は、「なぜなら~なので」と「~以降」の二種類あるため、文章内の「Since」がどちらの意味かを判断するため、文章の時制を確認します。この文章は完了形ではなく現在形であることから、「Since」の意味が「なぜなら~なので」であると解釈することができます。

つまり、下線部は後半部分の「原因、理由」です。「銀行は独自の利率を設定でき、それが競争の増加につながった」という文章の内容から、その原因になりえるものを選びます。

単語は四つとも名詞なので、意味の違いから正解を判断します。
(A) liberalizationは「自由化」です。言葉の意味を知らなくても、「liberty(自由)」「liberal(自由主義の)」から意味を想像できれば、「金利の自由化により」とイメージできます。正解の一つの候補になりそうです。

(B) restrictionは「制限」です。語源から言葉の意味を想像するのが難しい単語ですが、「strict(厳しい)」から「引き締める」をイメージできれば、文脈と逆の方向性であるかも、と想像できます。

(C) deregulationは「規制緩和」です。言葉の意味を知らなくても、「decrease(減少する)」の「de-」と「regulation(規則)」を一つにしたような綴りから、「規則の減少=規制緩和」と想像することができます。「金利の規制緩和」であれば、正解の一つの候補になりそうです。

(D) constitutionは「憲法」です。言葉の意味を知らなくても「constitute(構成する)」「construction(工事)」などから、「何かを作り上げるイメージ」をつかむことができれば、「競争の増加」には結びつかないことが想像できます。

この時点で(A)liberalizationと(C)deregulationに絞り込めますが、正解は(C)です。TOEICお馴染みのコロケーションで、日本語でも「金利の減少」や「規制自由化」などと言わないのと同様に、金利の自由化に「liberalization」は使いません。知っていなければ解けない問題です。

【英文】
Since deregulation, banks are permitted to set their own interest rates which led to increased competition.
規制が緩和された後、各銀行が金利額を設定することができるようになった為、競争が増した。
(選択肢)liberalization、 restriction、 deregulation、 constitution

問題[2] 解答:(D) wouldn’t have survived

【解説】
現在分詞「looking」で始まる分詞構文で、「, if」の手前は理由や付帯状況などの補足説明です。「if」に導かれた節の時制が過去完了なので、「この文章は仮定法過去かも?」と見当をつけながら読み進めます。後半には「probably」があり、「多分助からなかった→でも助かった」と訳すのが自然であるため、この文章は直接法ではなく仮定法だとわかります。

主節「would have」と従属節「had(過去完了形)」を組み合わせることで、仮定法過去の文章を作ります。そのため、主節に「would have」を用いている(D)が正解です。

*過去の事実に反する仮定法過去*
If 主語 had+過去分詞, 主語 would have+過去分詞.

If I had read his message, I would have bought it.
(もし彼の伝言を聞いていたら買っただろうに)

(A) didn’t surviveでは仮定法にはならないため、「didn’t survive(助からなかった)=断定」と「probably(多分)=推測」の意味がかみ合いません。
(B) wouldn’t surviveでは過去の要素がないため、「(もう既に起こった)事故の痕跡を見ると」という前置きと内容がかみ合いません。「would」は、仮定法現在の主節に用います。
(C) hadn’t survivedでは(A)と同様に仮定法にはならないため、断定と推測が交錯し、意味がかみ合いません。

【英文】
Looking at the horrible aftermath of the accident, if she hadn’t been wearing a seatbelt, she probably wouldn’t have survived.
悲惨な事故の後を見ると、彼女がもしシートベルトを着用していなかったら恐らく助かっていなかったであろう。
(選択肢)didn’t survive、 wouldn’t survive、 hadn’t survived、 wouldn’t have survived

問題[3] 解答:(A) ever

【解説】
空所をみると、カンマで括られたifの挿入句を答える問題だと推測できます。内容を見ていきましょう。最初の文はmy deepest passion「私の最も深い情熱」と英語らしい表現ですが、要は「昔から読書がとても好き」ということです。後半部分はまずI rarely「私はほとんど〜しない」とありますが、これだけで文が終わるのは不自然なので、挿入句をまたいで、I rarely watch any shows on TV.「私はほとんどテレビ番組を見ません」 となっています。

選択肢(A)は慣用表現で、if ever「もしあるとすれば」というニュアンスです。直訳での訳出しをしないことも多い表現です。これはif I have ever done it「もし私がそれをすることがあったなら」の省略で、「ある事をすることはほとんどないけれど、もし万が一あったら」と頻度の少なさを表します。今回の問題でも「テレビを見ることがほとんどない」と頻度の少なさを表す場面なので、選択肢(A)が正解になります。

選択肢(B)も慣用表現で、if not「もしそうでなければ」というニュアンスで、otherwiseの類語です。これは文中での挿入として使うことはほとんどありません。今回の問題ではI rarely, if (not), watch any shows on TV.「私は(もし読書が好きでなければ)テレビ番組をほとんど見ません」と不自然になってしまうので不適切です。

選択肢(C)onceを使ったif onceのような慣用表現はありません。一見「もし1度でもあるなら」というニュアンスで使えそうですが、そのような場合はif everを使います。

選択肢(D)は慣用表現で、if any「もしあるとすれば」というニュアンスです。if everと同様直訳での訳出しをしないことも多い表現です。これはif there is any 「もしあったなら」の省略で、「ある物はないだろうけれど、もし万が一あったら」とある物がある可能性の低さを表します。今回の問題では物の話ではないので誤りです。

【英文】
Reading has been my deepest passion for a very long time, I rarely, if ever, watch any shows on TV.
私は昔から読書に対して非常に熱心であるため、テレビ番組は本当にたまに見るか見ないかというくらいです。
(選択肢)ever、 not、 once、 any

問題[4] 解答:(C) had not been

【解説】

選択肢はすべてbe動詞+notで、空所はif節内にあるので仮定法の問題と推測できます。if節でも仮定法ではない場合(名詞節「〜かどうか」など)もあるので注意して下さい。主節のcould not have passed「合格できなかった(だろう)」という仮定法の表現で、if節も仮定法と判断できます。

次に全体の内容を考えていきます。Because節 Because I was struggling with this class so much「私はこの教科でとても苦労していたため」、主節 I could not have passed the final exam「期末テストに合格することはできなかった」とあります。Because節・主節共に過去の内容です。

if節はif+主語+be動詞+not+for+A「Aがなければ」という慣用表現になっています。Aにはtheir helpが入っているので、全体は「彼らの助けがなければ」という内容です。「彼らの助けがなければ」という仮定の条件は、主節の「期末テストに合格することはできなかった」から見て『より前』のことです。
つまり、「彼らの助けが(より前に)なければ」「期末テストに(その後)合格することはできなかった」という流れが自然です。

仮定法では、主節を基準に「より前」の条件は『過去完了形』で、「タイミングが同じ」条件は『過去形』をif節で用います。そのため、過去完了形の選択肢(C) had not beenが正解です。

仮定法if節ではbe動詞の過去形はwasではなく常にwereを使います。そのため、選択肢(A)は誤りです。選択肢(B)were notは文法的には正しいですが、「彼の助けがない」と「期末テストに合格できない」が同じタイミングというニュアンスになってしまうので、「期末テスト中に彼が助けなかった」というようなニュアンスになってしまうので今回は不可です。
選択肢(D)はbe動詞wereとbeを2つ連続で使っているので文法上成立しないため誤りです。

【英文】
Because I was struggling with this class so much, I could not have passed the final exam if it had not been for their help.
私はこの教科でとても苦労していたため、彼らの助けがなければ、期末テストに合格することはできなかった。
(選択肢)was not、 were not、 had not been、 were not be

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