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TOEIC900点台を10年間キープした勉強法

このシリーズでは、TOEICテストで900点以上を取得したTOEIC上級者の勉強法を公開します。

今回はTOEICスコア950点のAkiさんが、ご自身の経験を元にTOEICテストで900点を達成するための勉強法を解説します。


TOEIC900点台を10年間キープした英語勉強法

TOEIC900点以上を10年維持!と聞くと、帰国子女でしょ?とか、親がネイティブ?と思われたでしょうか。

実は私、生粋の日本人。某テーマパークをデズニーランドと言っちゃうくらい、海外とは無縁の両親のもとで育ちました。

それでも英語を好きになったことをキッカケに猛勉強を開始。一度TOEIC900点を超えられてからは、あまり勉強しなくても900点台を保持できるようになりました。

企業によっては、良いスコアでも最新でないと認めない場合もあるTOEIC。せっかく勉強するなら長く高得点を維持したいですよね。

どうやって900点超え出来たのか、そしてなぜその後も高得点を続けられたのか、勉強のコツをご紹介します!

TOEIC900点超えを目標にしない?!

あなたがTOEICを勉強しているのはなぜですか?

900点取るため、950点取るため、そのために勉強法を探してるんだよ~と言われるかもしれません。でももしあなたが本当に900点超えしたいのなら、その目標、ちょっと待ってください。

TOEICで900点以上取りたいのはなぜですか?その先の夢は何ですか?

夢は目標より強い原動力

ハーバード大学によるある実験で、被験者を次の3グループに分け、10年後の年収にどれだけ差が生まれたのか調べられました。

A. 夢を持ち、その夢を明記している人
B. 夢はあるが、明記していなかった人
C. 夢のなかった人

調査の結果、A.夢を明記していた人の年収はC.夢のなかった人の10倍、B.夢を明記していなかった人はCの年収の2倍だったそうです。

お金を稼ぐという目標はそれぞれにあったものの、夢があるか、はっきり示しているかという違いが大きな金額の差を生んでいました。

この結果を、脳科学者である澤口俊之氏は「夢を持つことで、考え方や生き方全体がエネルギッシュなものへと変化していく」と述べられています。

なりたい自分を明確にイメージ

私の場合、もともと英検1級の合格を目指して英語勉強を始めました。そのため目標としては英検1級合格でしたが、それよりも「留学経験なしで英検1級に受かって、周りにスゴイ!と言われる自分」を夢見て励んでいました。

今思えば少々不純な夢ですし、実際に周りの人がスゴイと言ってくれるかどうかは別の話なのですが、当時の私はそのキラキラした自分の姿を強く思い描いて、勉強に没頭していたのです。

改めて伺います。あなたがTOEIC900点以上取りたいのはなぜですか?900点超えして、どんな自分になりたいでしょうか?明確にイメージして書き出してみてください。

リーディングセクションで高得点を取る

TOEICで900点以上取れる人の共通点、それは問題を「速く正確に解ける」こと。そしてその傾向は、リーディングセクションにおいて特に顕著です。

というのも、リスニングセクションの平均点がだいたい320点なのに対し、リーディングはおよそ260点。平均点が60点も低いリーディングセクションでいかに多く正解するかが、高得点に直結するのです。

TOEIC900点を突破するにはPart5短文穴埋め問題を速く終える必要があります。Part5を速く解き終えることでPart6・Part7の長文問題を解く時間の余裕ができ、リーディングセクションの高得アップにつながります。

リーディングセクションで点数を上げるための対策はどうすれば良いのか?

先ずは英文法の理解です。でもTOEICに出る文法問題は高校生レベルだから、私はTOEIC用の文法書は買ったことがなく、高校時代に使っていた英文法の本を今も愛用しています。

次に語彙力です。語彙力の高め方については次の項で説明します。

TOEIC語彙力の高め方

知らない単語を減らしつつ、単語を見て瞬時に意味が分かる姿が理想です。リスニングの問題文を先読みできたり、読解問題で焦らずにすむメリットがあります。

単語帳パラパラめくり勉強法

おすすめしたいのがこの方法。TOEIC単語集を1冊用意してお手製単語帳を作成するか、同じ機能があるアプリを利用します。

カードの表に英単語、裏に意味を記載し、パラパラとめくりながら単語から意味を思い出せるよう訓練してください。スキマ時間を見つけ、瞬時に意味を浮かべられるまで繰り返します。

この勉強法のメリットは2つです。

1つ目は、アウトプット型学習のため、記憶が脳に定着しやすい点。カード表の単語から裏に記載の意味を「思い出す」勉強法は、科学的な効果が認められている想起学習の1つです。

脳は常に膨大な情報を処理しているため、使わない情報は不要と判断し処分して(=忘れて)しまいます。何度も思い出すことで重要な情報だと脳に認識させ、長期記憶として定着させられるのです。

2つ目は、瞬時に意味を思い出す訓練は、単語の視覚化につながる点です。

例えばあなたが「竹内さん」という人に会ったとき、最初は「竹内さん」の特徴を頑張って覚えますが、何回か会ううちに「竹内さん」と聞けば、顔や人物像をイメージできるようになるでしょう。

単語を視覚化できれば考えずとも意味が分かるので、問題を解くスピードが格段に上がるのです。

高度な単語は構成分解や語源から理解

長めの単語が覚えられないときは、構成を分解したり、語源を連想すると記憶が容易になります。

例えば、単語のcoincidenceは、co(いっしょに)とincidence(発生)に分解して考えると「いっしょに発生する→偶然の一致」という意味を覚えられます。

prerequisiteという単語の場合は、preとrequisiteに分けると「前に必要な→前提条件」という意味を理解できます。

もしrequisiteという単語が分からなければ、語源のquisite(求める)や、類義語のrequire(必要とする)からも意味を導き出すことが可能です。

このように語源や類義語の知識をフル稼働して、単語同士を結び付けて覚えていきましょう。単語に多く触れるだけ、理解できる語彙が増えていきます。

休憩時間こそTOEIC高得点へのカギ!

脳科学的には集中学習よりも、時間を空けたり複数の事柄を同時に学ぶ分散学習が効果的と証明されています。

走り続ければ疲れるように、脳も勉強し続けると疲れてしまうもの。けれど目的なく休憩するのはもったいない!休憩を意識的に取ることで、TOEIC高得点につなげる過ごし方ができるんです。

記憶定着タイムを意識

夜に勉強し、睡眠を記憶の定着時間にあてる方法がおすすめ。同じ時間だけ勉強するにしても、睡眠を挟んで朝に復習すると、脳を使わない間に記憶が整理されます。インプットしたことを時間を空けて思い出すことで、記憶の定着がより強くなります。

小分け休憩で効率UP

何時間も続けるより25分勉強して5分休憩、2時間勉強して30分休憩というポモドーロ・テクニックが効果的な時間管理術として知られています。限られた時間内に覚える効率の良い勉強の意識づけや、セット毎に異なる内容を勉強して脳を活性化する分散学習に有効です。

睡眠時間を削らない

いくら勉強を頑張っても、代わりに睡眠を犠牲にしては効果半減です。ウェスタン大学で行われた研究では、睡眠不足の脳は血流が減少し、認知機能が大幅に下がってしまう結果が示されています。集中力、注意力が低下した中で無理に勉強しても、効率が悪いばかりか記憶になりません。個人差はありますが、1日6~7時間の適切な睡眠時間を考慮したうえで勉強時間を確保しましょう。

娯楽を英語化

最後に娯楽時間を英語化すること。圧倒的に量不足と言われる日本の英語教育を補完し、楽しく英語に触れる量を増やします。

例えば、好きな映画を英語音声と英語字幕で楽しむ、興味あるジャンルの英語ニュースを読む、洋楽を歌詞を見て聴くなど、勉強と思わずに楽しめるものを取り入れましょう。

あくまで娯楽なので楽しむことを第一に。私はハリーポッターが大好きだったので、英書を読んでいたのですが、理解したいという気持ちが溢れてきて、自然に会話の流れや文章構成を習得できました。

遠回りに思えるかもしれませんが、好きこそものの上手なれ。英語を楽しいと思えるとさらに勉強の意欲が上がりますよ。

まとめ

TOEIC800点台といえば、世間的に「英語ができる人」と認識され、就職、転職、昇進にも十分な得点です。しかし上には900点台の人がいます。違いはどこにあるのでしょうか。

それは、プロとアマチュアの差に似ています。

「天才!成功する人々の法則」という著書で世界的に有名なマルコム・グラッドウェル氏は、エキスパートになるには1万時間継続して取り組むことが必要と述べています。もちろん、1万時間は1つの例です。

しかし、サッカー元日本代表の本田圭佑選手が、人の何倍もの努力を重ねて世界までたどり着いたのは有名な話ですよね。道を極めるのにテクニックやコツはあれど、大幅な近道はないのです。

TOEICで900点以上を達成し維持するのも、残念ながら一夜漬けでは通用しません。私が長期にわたり英語力を維持できた秘訣をお話ししたので、一つでも取り入れて実践してみてくださいね。

プロフィールとTOEIC公式認定証

今回のブログ記事を執筆して頂いたライターさんのプロフィールと、TOEIC公式認定証です。

  • Aki
    貿易事務に11年従事した後、現在は兼業ライターとして活動しています。高校時代にハリーポッターにハマって以後、独学で英検1級を取得。その後TOEIC900点以上を14年継続中です。

    (2004年 925点→2006年 975点→2011年 920点→2013年 975点(IP)→2018年 950点)

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