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TOEIC Part5 中上級レベル問題 (No.6)

このシリーズではTOEIC満点エキスパートが作成する、TOEIC Part5 中上級レベル(スコア730~799点)問題と英文法解説を公開します。

今回は英文法問題を2問、語彙問題を1問の計3題です。解説はTOEIC中級者向けに書いています。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題No.6 (中上級レベル)

英文の空所に該当する最も適切な単語やフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

Part5 穴埋め問題 Q1

EigoLove is a highly-regarded company that treats its employees well _______ it demands a large amount of overtime from them.

(A) but for
(B) except
(C) because
(D) as long as




※問題の解答は下にあります↓





Q1の解説(接続詞の問題)

【英文】
EigoLove is a highly-regarded company that treats its employees well except it demands a large amount of overtime from them.

残業をたくさん要求することを除けば、EigoLoveは評判が良くて従業員を厚遇する会社です。

(A) but for (B) except (C) because (D) as long as

【解説】
空所の後は節が続いていますので、節をつなぐ接続詞を選ぶ問題です。前半のthatはcompanyを先行詞とする主格の関係代名詞です。

選択肢(A) but forには「~を別とすれば」「~を除けば」というexceptと同じ意味がありますが、for の後にはforの目的語となる名詞が入らなければならないので不正解です。

【but forを使った例】

EigoLove is a highly-regarded company that treats its employees well but for the fact that it demands a large amount of overtime from them.

選択肢(B) exceptは「~ということを除いて」という意味の接続詞です。

文の前半は「EigoLoveは評判が良くて従業員を厚遇する」という内容で、空所以下は「残業をたくさん要求する」という内容です。「従業員を厚遇する」ことと「残業をたくさん要求する」ことは内容的に相反しますのでexceptが正解です。

選択肢(C) becauseを入れると、EigoLoveが評判の良い理由が「残業をたくさん要求すること」となるので不正解です。

選択肢(D) as long as は、接続詞として使用する場合「~さえすれば」「~する限り」という条件を表す意味になります。
空所にas long asを入れると「残業をたくさん要求さえすればEigoLoveが評判の良い従業員を厚遇する会社である」という意味で、不自然な英文になります。

【as long asを使った例】

EigoLove is a highly-regarded company that treats its employees well as long as it doesn’t demand a large amount of overtime from them.

残業をたくさん要求さえしなければ、EigoLoveは評判が良くて従業員を厚遇する会社です

【答え】
(B) except

Part5 穴埋め問題 Q2

My coworker fell ill and could not give his presentation at the conference, so at the last minute I was called to present _______.

(A) lately
(B) instead
(C) otherwise
(D) beforehand




※問題の解答は下にあります↓





Q2の解説(副詞の問題)

【英文】
My coworker fell ill and could not give his presentation at the conference, so at the last minute I was called to present instead.

同僚が病気になってカンファレンスでプレゼンテーションを行えなかったので、代わりに私は急遽プレゼンテーションを行うように呼び出された。

(A) lately (B) instead (C) otherwise (D) beforehand

【解説】
事実と結果がandとsoの二つの接続詞を使ってつながれた3つの節で構成された問題英文です。前半の節のfell illはfall ill(病気になる)の過去形です。
後半の節に使われている「I was called to do.」の構文は、もともと「Someone called me to do.」が受動態となったもので、「O(人)を~するようにと呼ぶ」という意味です。

選択肢(A) latelyは「最近、近頃」という意味で、通例、現在完了形や現在完了進行形の文の文末に置きます。latelyは習慣的反復や現在まで状態が継続している場合に使います。
「at the last minute I was called to present」は急遽発生した出来事ですのでlatelyで修飾できません。latelyは不正解です。

選択肢(B) insteadは「その代わりに」という意味の副詞です。文頭、文末で使います。空所にinsteadを入れると「病気の同僚の代わりに私が呼び出された」という内容を強調する正しい文です。
よってinsteadが正解です。

選択肢(C) otherwiseは「さもなければ」という意味で使う場合は接続副詞のように使い、「違った方法で」という意味では文末に用いられる副詞です。otherwiseは文意に合いません。

選択肢(D) beforehandは「事前に」「あらかじめ」という意味の副詞です。

「I was called to present beforehand」のみで考えると「プレゼンテーションを行うように事前に呼び出された」という意味で文意は通りますが、「at the last minute(土壇場になって)」の副詞句とは逆の意味となるのでbeforehandは不適切です。

【答え】
(B) instead

Part5 穴埋め問題 Q3

_______ the forward-thinking management team, we could not implement any reforms in the business.

(A) Should we organize
(B) If we had not organized
(C) Had it not been for
(D) Were it not for




※問題の解答は下にあります↓





Q3の解説(仮定法の問題)

【英文】
Were it not for the forward-thinking management team, we could not implement any reforms in the business.

もし未来志向の経営陣がいなければ、事業改革を実行できない。

(A) Should we organize (B) If we had not organized (C) Had it not been for (D) Were it not for

【全体の解説】

従属節(選択肢部分)の動詞が過去形や過去完了形であったり、主節がS + couldであることから仮定法の文と推測します。

選択肢(A)(B)(C)の従属節には接続詞がありませんが、be動詞や助動詞が文頭にあることから「仮定法ifの省略」と判断できます。「仮定法ifの省略」は従属節の接続詞ifを省略し倒置する文法で、堅い書き言葉のニュアンスになります。この形は主に従属節がwere/should/had p.p./couldの場合に使われます。

倒置形をif+SVの形に戻すと(A)If we should organize選択肢、選択肢(C)If it had not been for、(D)If it were not forです。
(C)If it had not been for、(D)If it were not for、は「もし~がなければ」という仮定法で使われる慣用表現です。

仮定法を考える時、「いつのことか」を明確にすることが大切です。if節では、動詞が過去形の場合は[今]のこと、過去完了形の場合は[過去]のこと、shouldやwere to+動詞の場合は[この先]のことです。[この先]のことについては通常未来形(willやbe going toなど)を使うのですが、「絶対に起こらないと思っていること」に対しては仮定法を使って表現します。

【仮定法の例文】
If I should catch a cold tomorrow, I could come to the concert.
(起こらないと思うけど)万が一明日風邪をひいても、コンサートには行けるでしょうね。

また主節では、動詞が助動詞(could/would/mightなど)+動詞の場合は[今]のこと、助動詞(could/would/mightなど)+have p.p.の場合は[過去]のことです。
上の例文でもcould+動詞は「〜できるだろう」という「今」または「この先」のニュアンスです。

【選択肢ごとの解説】

選択肢(A) Should we organizeは、If we should organizeを倒置した形です。
主節が「改革はできないだろう」という内容なのに対し、その条件が「前向きな経営陣を作れば」となってしまいます。
「前向きな経営陣」は改革の妨げよりむしろ改革の後押しになると考えるのが自然です。そのため選択肢(A)は不適切です。

選択肢(B) If we had not organizedは、主節が「改革を[今]できるかどうか」という内容に対して、「前向きな経営陣を[過去]作ったかどうか」という条件は関係性がありません。
そのため選択肢(B)は不適切です。次の例文のように、主節も過去の内容であれば文意が通ります。

If we had not organize the forward-thinking management team, we could not have implemented any reforms in the business.
もしもし前向きな経営陣を[過去]作らなかったら、我々がビジネスにおけるどんな改革も[過去]できなかっただろう。

選択肢(C) Had it not been forは、主節が「改革を[今]できるかどうか」という内容に対して、「前向きな経営陣が[過去]いたかどうか」という条件は関係性があまりありません。
そのため選択肢(C)は不適切です。次の例文のように、主節も過去の内容であれば文意が通ります。

Had it not been for the forward-thinking management team, we could not have implemented any reforms in the business.
もしもし前向きな経営陣がいなかったら、我々がビジネスにおけるどんな改革もできなかっただろう。

選択肢(D) Were it not forは、主節が「改革を[今]できるかどうか」という内容に対して、「前向きな経営陣が[今]いるかどうか」を条件にしているので内容に一貫性があります。
「もし[今]前向きな経営陣がいなければ、我々がビジネスにおけるどんな改革も[今]できないだろう。」と内容も自然なので(D)が正解です。

【答え】
(D) Were it not for