このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「伝える」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。
「伝える」の英単語
tell, report, deliver, pass on, convey, communicate
使い分けのポイント
tellは情報や事実などを主に口頭で「教える」ことを意味します。reportは「報告する」という意味の動詞ですが、名詞として「報告書」という意味もあります。
deliverは他人からの伝言などを第三者に「伝える」場合に使います。pass onもdeliverと同様の意味ですが、deliverよりも口語的な表現です。
conveyは、tell、report、deliver、pass onのどれよりも硬い表現で、考えや感情を人に「伝える」という意味で使うことが多いです。
【目次】
tell
[動詞の主な意味]
(情報・事実などを)(口頭で)教える。
[発音]
tél テル(アクセントは、テ)
[語形変化]
現在形: tell
三人称単数現在形: tells
過去形: told
過去分詞: told
現在分詞: telling
[例文]
If you don’t mind, please tell me your e-mail address.
訳:差し支えなければ、メールアドレスを教えてください。
【BACK】
report
[動詞の主な意味]
(出来事・問題などを)(人に)報告する。
[発音]
ripɔ́ːrt リポート(アクセントは、ポー)
[語形変化]
現在形: report
三人称単数現在形: reports
過去形: reported
過去分詞: reported
現在分詞: telling
[例文]
Gary reported the problem to his supervisor.
訳:ゲイリーはその問題を上司に報告した。
【BACK】
deliver
[動詞の主な意味]
(伝言・知らせなどを)(人に)伝える、届ける。
[発音]
dilívər ディリヴァー(アクセントは、リ)
[語形変化]
現在形: deliver
三人称単数現在形: delivers
過去形: delivered
過去分詞: delivered
現在分詞: delivering
[例文]
I delivered an important message to my co-worker.
訳:私は同僚に重要なメッセージを伝えた。
【BACK】
pass on
[句動詞の主な意味]
(伝言・知らせなどを)(人に)伝える、届ける。[口語的な表現]
[発音]
pǽs ɑ́ːn パス オン(アクセントは、オ)
[語形変化]
現在形: pass on
三人称単数現在形: passed on
過去形: passed on
過去分詞: passed on
現在分詞: passing on
[例文]
Please pass this message on to Ms Parker.
訳:この伝言をパーカーさんに伝えてください。
【BACK】
convey
[動詞の主な意味]
(感情・考えなどを)(人に)伝える。[硬い表現]
[発音]
kənvéi コンヴェイ(アクセントは、ヴェ)
[語形変化]
現在形: convey
三人称単数現在形: conveys
過去形: conveyed
過去分詞: conveyed
現在分詞: conveying
[例文]
She conveyed her feelings without saying a word.
訳:彼女は無言のままに気持ちを伝えた。
【BACK】
communicate
[動詞の主な意味]
情報をやりとりする、交換する、伝える。
[発音]
kəmjúːnikèit コミューニケイト(アクセントは、ミュ)
[語形変化]
現在形: communicate
三人称単数現在形: communicates
過去形: communicated
過去分詞: communicated
現在分詞: communicating
[例文]
I have been communicating with my parents by Skype.
訳:私は両親とスカイプでコミュニケーションを取っている。
【BACK】
以上、ご閲覧ありがとうございました。