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「批評」の意味を持つ英単語の使い分け

このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「批評」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。

「批評」の英単語

criticism, review, comment, remark, critique

使い分けのポイント

criticismは、人の行動や考えなどに反対し、問題点や誤りを指摘して非難する行為を表す名詞です。文学などの「批評」という意味で使われることもありますが、その場合は“literary criticism”(文学批評)や“movie criticism”(映画批評)のように、「批評」というジャンル全体を表します。review、critiqueにも「批評」という意味がありますが、“She wrote a review of the new movie on her blog.”(彼女は新作映画の批評をブログに書いた)、“They gave an honest critique of his painting.”(彼らは彼の絵を率直に批評した)のように、ジャンルとしての批評ではなく、特定の物に対する一つの批評を表す場合に使われることが多いです。reviewは新聞や雑誌などに掲載されるような一般向けの批評、critiqueは専門的な、または学問的な批評を表します。

commentは、文章や発言にされた「意見」のことで、長く詳細な批評というよりも簡単で短いものについて使われます。remarkもcommentと意味が似ていますが、“He made rude remarks about the food during dinner.”(夕食の間中、彼は料理について失礼な発言をした)のように、現在行われていることや、その場にある物について気がついたことを口にするというニュアンスで使います。

【目次】

criticism

[名詞の主な意味]
 (行動・考え・政策などに対する)非難。(ジャンルとしての)批評。

[発音]
 krítəsìzm クリティスィズム(アクセントは、リ)

[語形変化]
 単数形: criticism
 複数形: criticisms

[例文]
 His actions drew widespread criticism.
 訳:彼の行為は多くの人から非難された。

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review

[名詞の主な意味]
 (本・映画などの)批評。

[発音]
 rivjúː リヴュー(アクセントは、ヴュー)

[語形変化]
 単数形: review
 複数形: reviews

[例文]
 There is a review of that movie in the newspaper.
 訳:新聞にその映画のレビューが載っている。

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comment

[名詞の主な意味]
 (書かれた、発言された)意見。

[発音]
 kɑ́ment コメント(アクセントは、コ)

[語形変化]
 単数形: comment
 複数形: comments

[例文]
 He refused to give a comment on the issue.
 訳:彼はその問題についてコメントするのを拒んだ。

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remark

[名詞の主な意味]
 (その場で気づいたことに対する)短い発言。

[発音]
 rimɑ́ːrk リマーク(アクセントは、マー)

[語形変化]
 単数形: remark
 複数形: remarks

[例文]
 She pretended not to have heard his remark.
 訳:彼女は彼の発言が聞こえなかったふりをした。

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critique

[名詞の主な意味]
 (芸術作品・思想などの)(専門的・学問的な)批評。

[発音]
 kritíːk クリティーク(アクセントは、ティー)

[語形変化]
 単数形: critique
 複数形: critiques

[例文]
 She wrote a critique of the theory.
 訳:彼女はその理論の批評を書いた。

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以上、ご閲覧ありがとうございました。