TOEIC Part5 練習問題と解説 (No.7)

このシリーズではTOEIC Part5 の練習問題とネイティブ先生による文法解説を公開します。

TOEIC Part5 短文穴埋め問題 No.7

英文の空欄に該当する最も適切なフレーズを(A)~(D)の選択肢から選んでください。

1. Please let me know whether you will be able to finish the project __________ schedule.

   (A) in
   (B) by
   (C) on
   (D) at

2. This quote is __________ for 30 days from the date of issue.

   (A) available
   (B) useful
   (C) possible
   (D) valid

3. __________ the COMMTEX trade fair is usually held in June, this year it was held in July.

   (A) Instead of
   (B) Although
   (C) But
   (D) Yet

4. The target market for this product is women aged between 25 __________ 35.

   (A) to
   (B) and
   (C) or
   (D) until

5. We’ve interviewed a large number of people, but none of __________ have been suitable.

   (A) all
   (B) any
   (C) they
   (D) them






TOEIC 練習問題の答えと英文法解説

1. 正解は(C)の「on」

【解説】選択肢はすべて前置詞です。特定の時刻の前に使う場合はby(までに)が適切ですが、問題文の空欄の後にあるのはschedule(スケジュール、予定表)です。「予定通り」という意味をもつ慣用的な表現はon scheduleで、in schedule、by schedule、at scheduleという言い方はできません。

【英文】Please let me know whether you will be able to finish the project on schedule.
訳:プロジェクトを予定通りに完了できるかどうかをお知らせください。
選択肢:in、by、on、at

2. 正解は(D)の「valid」

【解説】選択肢はすべて形容詞です。問題文は第2文型(SVC)で、空欄に入る形容詞はC、つまり「補語」に相当します。文法的には選択肢のどれも使うことができそうですが、文章の意味から考えると適切なのはvalid(有効)のみです。available(入手可能)、useful(役に立つ)、possible(可能)は文意に合いません。

【英文】This quote is valid for 30 days from the date of issue.
訳:この見積は発行日から30日間有効だ。
選択肢:available、useful、possible、valid

3. 正解は(B)の「Although」

【解説】問題文は二つの節からなっているので、空欄には両者を結びつける言葉が必要です。選択肢の中で二つの節をつなげることができるのは、although、but、yetです。これら三つはすべて接続詞で意味も似ていますが、使い方は異なります。butとyetは必ず二つ目の節の前に使いますが、althoughは一つ目の節の前でも使うことがあります。問題文の空欄は文頭にあるため、使えるのはalthough(だけれども、にもかかわらず)のみです。
althoughをどこに使うかは二つの節の関係で決まります。althoughは主節とは対照的な追加情報を導くので、従属節の前に使います。問題文の主節はthis year it was held in July、従属節はthe COMMTEX trade fair is usually held in Juneです。

【英文】Although the COMMTEX trade fair is usually held in June, this year it was held in July.
訳:COMMTEX見本市は通常6月に開催されるが、今年は7月に開催される。
選択肢:Instead of、Although、But、Yet

4. 正解は(B)の「and」

【解説】問題文中の数字の前の言葉が今回のヒントです。数字の前にあるのがfromであれば、空欄にtoを入れて「25歳から35歳まで」とすることができますが、問題文ではfromではなくbetweenが使われています。betweenは「AとBの間」を表すため、空欄には「と」に相当するandを入れるのが適切です。orとuntilは文意に合いません。

【英文】The target market for this product is women aged between 25 and 35.
訳:この商品のターゲット市場は25歳から35歳の女性だ。
選択肢:to、and、or、until

5. 正解は(D)の「them」

【解説】空欄がnone of ~(~のいずれも)の後にあることから、空欄には名詞もしくは代名詞が入ると推測できます。文章の意味から考えると、suitable(適切)ではないのは「面接を受けた多数の人」なので、空欄にはそれに相当する代名詞を入れる必要があります。3人称複数の代名詞はtheyですが、ofの後では目的格のthemを用います。
問題文を日本語にすると「彼らの内誰も適格ではない」という否定文になりますが、英語はnoneを用いた肯定文で書かれています。none of them have not been suitableとすると間違った文章になってしまうので、noneを使う際には注意が必要です。

【英文】We’ve interviewed a large number of people, but none of them have been suitable.
訳:多数の人と面接したが、彼らの内誰も適格ではない。
選択肢:all、any、they、them