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「公平な」の意味を持つ英単語の使い分け

このシリーズでは、いろんな種類の類義語を学習します。今回は「公平な」という意味を持つ英単語の使い分けとニュアンスの違いを解説します。

「公平な」の英単語

fair, just, impartial, unbiased, objective

使い分けのポイント

fairは「公平である」ことを意味する形容詞で、「妥当である」、「適切である」というニュアンスをもっています。例えば“fair treatment”(公平な扱い)には、「受けて然るべき扱い」というニュアンスがあり、“fair wage”(公正な賃金)には「適切な賃金」というニュアンスがあります。justは「公正である」ことを表す単語で、「道徳的に正しい」、つまり「社会の善悪の規範に合っている」というニュアンスをもっています。

impartialは偏りがなく中立的な立場にあることを表し、“an impartial judge”(公平な審判)、“an impartial survey”(公平な調査)のように、特定の人や集団をひいきせずに公平に扱うことを意味します。unbiasedは偏見や先入観がないという意味で、意見などが特定の主義や人に不公平に偏ってはいないことを表します。objectiveは客観的であることを意味し、“an objective analysis”(客観的な分析)、“an objective judgment”(客観的な判断)のように、ある行為が自分の感情や個人的な意見ではなく、事実にもとづいていることを表します。

【目次】

fair

[形容詞の主な意味]
 (扱い・制度などが)公平な、妥当な。

[発音]
 féər フェア(アクセントは、フェ)

[比較変化]
 比較級: fairer
 最上級: fairest

[例文]
 All we are asking for is fair treatment.
 訳:我々が求めているのは公平な扱いだけだ。

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just

[形容詞の主な意味]
 (行為・判断・法律などが)(道徳的に正しく)公正な。

[発音]
 dʒʌ́st ジャスト(アクセントは、ジャ)

[比較変化]
 比較級: more just
 最上級: most just

[例文]
 We must work together to build a just society.
 訳:公正な社会を築くために、我々は協力しなければならない。

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impartial

[形容詞の主な意味]
 (人・調査などが)(中立的で)公平な。

[発音]
 impɑ́ːrʃəl インパーシャル(アクセントは、パー)

[比較変化]
 比較級: more impartial
 最上級: most impartial

[例文]
 He gave me some impartial advice.
 訳:彼は中立的な助言をしてくれた。

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unbiased

[形容詞の主な意味]
 (人・意見などが)偏りのない。

[発音]
 ʌnbáiəst アンバイアスト(アクセントは、バ)

[比較変化]
 比較級: more unbiased
 最上級: most unbiased

[例文]
 The article is unbiased and accurate.
 訳:その記事は偏りがなく、正確だ。

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objective

[形容詞の主な意味]
 (評価・判断などが)(事実だけに基づいて)客観的な。

[発音]
 əbdʒéktiv オブジェクティヴ(アクセントは、ジェ)

[比較変化]
 比較級: more objective
 最上級: most objective

[例文]
 This decision is based on an objective assessment of the situation.
 訳:この決断は状況の客観的な評価にもとづく。

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以上、ご閲覧ありがとうございました。