動詞の名詞的用法:動名詞と不定詞(verbal nouns and infinitives)

動名詞と不定詞とは?

動名詞と不定詞は名詞の機能を果たす動詞の形です。
まず、それぞれの作り方を見てみましょう。

動名詞: 現在進行形の章で紹介した「動詞の~ing形」
       study → studying

不定詞: 動詞の原形の前に”to”を付けた形
       study → to study

動名詞と不定詞の使い方

名詞と同じように、動名詞と不定詞は文の主語や補語、または目的語になれます。

主語の例:

   Seeing the pyramids is my dream.
   (ピラミッドを見ることが私の夢です。)

   To see the pyramids is my dream.
   (ピラミッドを見ることが私の夢です。)

補語の例:

   His hobby is running.
   (彼の趣味は走ることです。)

   His hobby is to run.
   (彼の趣味は走ることです。)

注意:
「be動詞 + ~ing形」は現在進行形と同じ形です。しかし、「趣味」という抽象的な名詞が足を生やしてから「走っている」ということはありえないので、この文の”running”は「走ること」という動名詞であることが分かります。逆に、「彼は走ることです」だと無意味なので、”he is running”は「彼は走っています。」という現在進行形の文になります。

目的語の例:

   She likes swimming.
   (彼女は泳ぐことを好みます。)

   She likes to swim.
   (彼女は泳ぐことを好みます。)

動名詞と不定詞の使い分け

基本的に意味は一緒ですが、主語あるいは補語としては動名詞の方がよく使われます。不定詞は抽象的な表現や哲学的な表現で使われます。

   “To love at all is to be vulnerable” (CS Lewis)
   「少しでも愛することは無防備になることだ。」(C・S・ルイス)

目的語としては動名詞も不定詞もよく使われます。どちらを使うかは、文の動詞によって決まります。

動名詞と一緒に使う動詞の例:

   admit (認める)
   × He admitted to steal the watch.
   ○ He admitted stealing the watch.
     (彼は腕時計を盗んだことを認めました。)

   discuss (~について話し合う)
   × They discussed to start a new project.
   ○ They discussed starting a new project.
     (彼らは新企画を始めることについて話し合いました。)

不定詞と一緒に使う動詞の例:

   claim (~と主張する)
   × He claims being rich.
   ○ He claims to be rich.
     (彼は金持ちだと主張しています。)

   decide (決める)
   × They decided going.
   ○ They decided to go.
     (彼らは行くことに決めた)

動名詞と不定詞のどちらとも使える動詞の例:

   hate (嫌う)
   ○ John hates swimming. (ジョンは泳ぐことを嫌います。)
   ○ John hates to swim. (ジョンは泳ぐことを嫌います。)

   like (好む)
   ○ I like watching movies. (私は映画を見ることを好みます。)
   ○ I like to watch movies. (私は映画を見ることを好みます。)

注意:
動名詞と不定詞のどちらを使うかによって意味少し異なる動詞もいくつかあります。

   I forgot reading that book.
   (その本を読んだことを忘れました。)

上記の文が示すのは、その本を以前読んだことがあるということを忘れたという状況です。

   I forgot to read that book.
   (その本を読むことを忘れました。)

上記の文が示すのは、その本を読まなければならないのに忘れてしまって読まなかったという状況です。

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