「理由・原因」の意味を持つ英単語の使い分け

このシリーズでは、似たような意味の英単語のニュアンスの違いや使い分けを解説しています。以下の英単語はいづれも「理由・原因」を表す接続詞です。しかし、それぞれに違ったニュアンスを持っています。

英単語の解説と例文

because

because は、もっとも強く直接の理由・原因を表す接続詞です。

[使い方]
読み手が知らない事実を伝えるため、主節の後で、従属接続詞として使うのが良いです。

例文: I have to cancel today’s appointment because an urgent task has come up.
訳: 私は本日の約束をキャンセルします、理由は緊急の仕事が出来たからです。

since, as

since と as も、理由・原因を表す接続詞です。「because」よりも理由・原因を表す力が弱い。比較的硬い表現。

[使い方]
読み手が既に知っている事実(旧情報)や、一般に知られている理由を伝えるため、主節の前(文の先頭)で、従属接続詞として使うのが良いです。

例文: Since the stock price fell, he lost almost half of his money.
訳: 株価が下がった理由で、彼は半分以上の財産を失った。

for

for も、理由・原因を表す接続詞です。硬い表現。

[使い方]
追加・補足的に新情報を伝えるため、必ず主節の後で等位接続詞として使うのが良いです。

例文: He has acquired great wealth, for he succeeded in business.
訳: 彼は莫大な富を得ました、理由はビジネスで成功したからです。

以上、ご閲覧ありがとうございました。